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アルバレート (列車) : ミニ英和和英辞書
アルバレート (列車)[くるま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [れつ]
 【名詞】 1. queue 2. line 3. row 
列車 : [れっしゃ]
 【名詞】 1. train (ordinary) 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

アルバレート (列車) : ウィキペディア日本語版
アルバレート (列車)[くるま]

アルバレート (Arbalète) は、フランスパリスイスチューリッヒミュールーズバーゼル経由で結んでいた国際列車である。1956年にパリ - ミュールーズ間の国内列車として運行を開始し、1957年から1979年までパリ - チューリッヒ間のTEEとして運行された。その後1980年からは国際インターシティ1987年からはユーロシティとなり、1997年TGVに置き換えられて廃止された。
列車名はフランス語で機械弓(クロスボウ)の意。フランス語では定冠詞をつけてL'Arbalète(ラルバレート)とも表記される。
== 歴史 ==

アルバレートは1956年6月3日フランス国鉄 (SNCF) によるパリ - ミュールーズ間の国内列車として運行を開始した。
翌1957年6月2日TEE発足とともに、アルバレートはTEEの一列車となり、パリ - チューリッヒ間に延長された。運行ダイヤは早朝チューリッヒを発車し昼過ぎにパリに到着、折り返し夕方にパリを出て深夜にチューリッヒに着くというものであった。
この時期のアルバレートはパリ - ミュールーズ間でフランスの国内列車と併結されて運転されていた。これは当時のフランス国鉄の人件費抑制策によるものである。このためTEEとしては停車駅が多くなっていた。TEEも併結される国内列車も一等車のみの編成であったが、TEEの一等車は座席が横3列であったのに対し国内列車は横4列であるなど、設備は差がつけられており、運賃・料金も別であった〔。
1960年から1962年の夏にはヴィッテルへの乗換駅であるキュルモン・シャランドレ駅にも停車した〔。
1963年冬のダイヤ改正でアルバレートとパリ - ミュールーズ間の国内列車は分離された。アルバレートの停車駅は大きく削減され、所要時間はわずかであるが短縮された〔。
1969年冬のダイヤ改正でアルバレートは機関車牽引の客車列車となった。1971年からは、パリ行のアルバレートはチューリッヒ - バーゼル間でドイツ連邦鉄道(西ドイツ国鉄)車両のハンブルク行のTEEヘルヴェティアと併結されるようになった。なお、パリ - ベルフォール間はパリ近郊の一部を除いて非電化区間であるため、パリ - バーゼル間はフランス国鉄のディーゼル機関車が牽引した。この路線はフランスの幹線の中でも近代化の遅れた路線であり、最高速度も120km/hで他の路線より低かった。
TEE時代のアルバレートの利用者は、パリからベルフォールやミュールーズなどフランス国内が多く、国境を越える区間の乗車率は低迷していた。このため、1979年5月27日のダイヤ改正からアルバレートは二等車を含む特急列車 (train rapide) となり、TEEではなくなった〔。
その後1980年夏からは国際インターシティの一列車となり、1987年夏にはユーロシティに種別を変更した〔。
1997年9月28日、パリ - ベルン間をディジョン経由で結んでいたTGVのうち一往復がチューリッヒまで延長されたのと引き替えに、アルバレートは廃止された。TGV化されたとはいえ経路が遠回りになったため、所要時間はほとんど変わらず、チューリッヒ行では逆に長くなってしまった。さらに運賃・料金も通常期で約20%の値上げとなるなど、利用者には不評であった〔。
2007年にはLGV東ヨーロッパ線が開業し、パリ - チューリッヒ間のTGVはストラスブール、ミュールーズ、バーゼル経由とされたが、2011年12月11日LGVライン-ローヌ線が開業したことでディジョン、ミュールーズ経由で運行されるようになった〔【冬ダイヤ情報2】TGVライン-ローヌ線開業とTGVフランス-イタリア線ターミナル駅変更 - 地球の歩き方編集部 鉄道担当 鹿ちゃんの鉄道ブログ(ダイヤモンド・ビッグ社) 2011年11月21日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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